海水水槽の網タイプの蓋(フタ)を自作してみた。

お疲れ様です。
harutoです。

こんな人に読んでほしい
・海水魚の飛び出し防止に蓋をしたい。
・ガラスの蓋だとすぐに塩の汚れで透明じゃなくなるから照明の効果が薄れてしまう・・・
・サンゴの飼育のためには、照明の効果を落としたくない。
・かといって、蓋をしないのも海水魚の飛び出しが心配・・・

今回は、いろいろと試行錯誤をした結果、自作の網タイプの水槽蓋に行きつきましたのでご紹介します。

こんな感じです!

海水魚の飛び出しはしっかりと防止できる上、照明の光もしっかりと通します。

作成手順はこちらから飛べます。

少しでも参考になればと思います。

目次

海水魚水槽にフタをつける目的とは

生き物の飛び出しを防止する

水槽を購入した際に、ほとんどの場合に専用に蓋が付属してきます。

多いのがガラスの蓋であり、45センチキューブのオーバーフロー水槽の場合は、2枚のガラスが付属されていました。

これで水槽全体を覆うことができます。

そもそも水槽の蓋は何のためにあるかというと、主に水槽の中にいる海水魚などの生き物が飛び出してしまうことを防止するためにあります。

ハタタテハゼやヤエヤマギンポなどは、びっくりするとすぐに水面から飛び出そうとします。

この場合、蓋がないとそのまま外に出てしまいます。

すぐに気づけばいいのですが、気付かなかければそのままミイラになってしまいます。

うちの水槽にいるハタタテハゼも何度蓋にぶつかって命が救われたことか分かりません。

魚だけではなく、エビもよくびっくりして飛び出そうとします。

そういったことを防ぐ目的があります。

地震の揺れに伴う水損被害の減少

そしてもう一つは、地震が起こった際に、水槽内の水が外に溢れ出るのを防ぐ役割があります。

多少の揺れであれば、蓋でブロックしてくれます。

水槽面のフチにあるフランジと合わせて設定すると効果は大きくなります。

ただ、2枚を合わせて設定するガラス蓋の場合は、強い揺れでずれてしまい、水槽内に落下するということがありました。

1枚のガラス蓋であればいいかもしれませんが、なかなか用意するのが難しいです。

海水水槽にフタは必要か

これは人それぞれだと思います。

海水魚だけを飼育している人で、飛び出しやすい魚がいる場合は蓋は必須だと思います。

しかし、サンゴ水槽で魚などが飛び出す可能性が低い方は、フタをつけない方も多い印象があります。

フタをするデメリットとしては、景観を損ねてしまうというのがあります。

最初は綺麗なガラスのフタでも、時間が経つにつれて、塩の汚れのようなものが固くこびりついてきます。

そして透明度が低くなっていくのです。

そうなるとサンゴのために用意した高価な照明の効果を落としてしまうことに繋がってしまいます。

せっかく照明と水流でキラキラとした世界ですが、それも半減してしまいます。

私の水槽にはハタタテハゼなどの飛び出しやすい海水魚がいますので、蓋は必須です。

なのでより水槽にフィットした透明で管理のしやすい蓋がないかと探してみました。

海水水槽のフタに適したものとは?

そこで、まずアクリルを試してみました。

アクリルだと大きなサイズのものを購入し、加工することで水槽の枠にピッタリとハマる蓋が完成します。

透明度も高く、最初は満足していました。

雑に扱っても、ガラスのように割れる心配がないのがいいです。

しかし、時間が経つにつれて蓋が変形してくるのです。

湾曲してしまい、パカパカしてしまいます。

そして、塩汚れを擦る際にはガラスよりも簡単に傷がついてしまいます。

変形してパカパカするし、傷により透明感はなくなるしで、あまり適さないということがわかりました。

このアクリルフタですが、厚さを5ミリから1ミリと変えてもどうしても変形してしまいます。

アクリルよりはガラスの方が蓋としてはいいかもしれません。

汚れづらく、透過性があるのは網タイプ!

ガラスの蓋がどうしても照明の光をブロックしてしまうため、何かいいのがないかと探していたところ、

レッドシーから出ている網タイプの蓋があることを知りました。

自分の水槽にピッタリにカットすることができます。

地震の際には溢れ出し防止は期待できませんが、汚れづらく、また照明の透過性も良さそうです。

しかし、なかなか高価なものでした。

蓋にここまで出せません。

そこで、自分も汚れづらく透過性の高い網の蓋にしようと決めました。

頑張って自作してみて、ダメだったらこちらを購入しようと思います。

網タイプのフタを自作してみる

用意したもの

100均に売っているネット

こちらは100均(セリア)に売っていた菜園防風ネットです。

できるだけ透明なものがいいと思います。

こちらは100円で120㎝水槽用の蓋も余裕で作れる大きさですね。

厚さ約1ミリのアクリル板

こちらは以前蓋として使用していたものを再利用です。

ハサミで簡単に切れる厚さのものであれば何でもいいと思います。

アクリルじゃなくてもそれなりに固い素材であればいいと思いますが、透明な方が見た目が綺麗かと思います。

近くのホームセンターで探してみましょう。

ハサミかカッター

アクリルやネットを切るのに使います。

私はハサミを使用しました。

両面テープ

アクリルの枠にネットをつけるためのものです。

一時的に止めておくものですので、高価なものでなくてもいいと思います。

ホームセンターでできるだけ薄いものを購入しましょう。

コーキング剤(クリア)

アクリルの枠同士をしっかりと固定するのに使用します。

色は枠の色と合わせればいいと多います。

量はそんなにいらないので、一番小さいのを購入しましょう。

こちらの商品はコーキングガンが不要で、手で簡単に押し出すことができます。

作成手順

STEP
アクリルを切る

まずは水槽のフタをどれくらいの大きさにするか決めます。

水槽の内寸はこんな感じです。

余裕を持って42㎝四方の枠を作成します。

アクリルをハサミで切り、短辺2.5㎝、長辺42㎝のアクリルを8つ作成します。

綺麗に作りたい方は、定規とペンを使用して下書きを行い、それに沿ってカットすればいいと思います。

自分は適当にハサミで切りました。

多少ガタガタでも大丈夫ですよ!

STEP
蓋の外側の枠を作成する

8つのうち、4つを使用し外枠を作成します。

左下は餌を入れるスペースを作るため、右上のスペースは水流ポンプのコードを通すために隙間を開けています。

自分の水槽の環境に合わせてカットしてください。

この時のアクリル同士の貼り付けは何でもいいですが、自分は両面テープで行いました。

どっちが上とかはあまり気にしなくてもいいと思います。

写真のような感じにできればオッケーです。

形が決まれば、同じセットをもう一つ作成しましょう。

STEP
ネットをつける

まず、先ほど作成したアクリルの枠に両面テープを設定します。

これは、ネットを仮で止めておくものです。

そして、防風ネットを枠より少し大きいサイズでカットします。

カットしたネットを広げながら枠の両面テープにつけます。

この際に、ネットを伸ばしすぎると、縮む力によりアクリルが変形するのでシワが出ない程度に広げるだけでオッケーです。

仮止めしたら、はみ出ているネットをハサミで切ります。

STEP
アクリルの接着

もう片方のアクリルの枠で、ネットを挟むように接着していきます。

接着に使用するのは、シリコーンシーラントです。

これを接着部分に塗ります。

アロンアルファみたいに瞬間的な接着力はありませんので、安心して使用して大丈夫です。

多くても後でティッシュで拭き取ればいいので、ダイナミックにやりましょう!

完成したのがこちらです。

完全に固まるのは時間がかかりますが、水槽に設置しても問題ありません。

実際に水槽につけてみると、接着面やアクリル切断面の荒さが目立ちません。

そして照明も遮ることなく、しっかりと水槽に入っています。

最後に

ネットタイプの蓋を探していて、なかなかいいものがない、高価だなーと感じるのであれば自作もありだと感じました。

これにより、照明の光がダイレクトに入ってくるため、蓋をつけていないのと同じ感じです。

参考になればと思います。

最後まで見ていただきありがとうございました。

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