一緒に海水水槽のサイズを考えよう!海水水槽の選び方徹底解説!

こんにちは、harutoです。

海水水槽の選び方について解説していきます。

こんな人に読んでほしい
・海水魚を飼ってみたい!!
・だけど、水槽のサイズをどれにすればいいのかわからない・・・
・大きいサイズにすればいいの?でも大きすぎてもなぁ・・・
・オススメのサイズを教えてほしい!!

そういった悩みが解決できたらと思います。

少しでも、参考になれば嬉しいです。

水槽選びの基準は人によっていろいろあるとは思いますが、はじめての海水水槽であれば中型くらいの水槽がおすすめです。

中型の水槽とは、水量が65〜100リットルくらいの水槽を言います。

60㎝ワイド水槽や、45㎝キューブ水槽とかです。

理由ですが、

中型水槽は大型水槽ほど、はじめるまでのハードルが高くなく、コンパクトに設置できます。そして、小型水槽よりは水量が多いため、水質が安定し、海水魚やサンゴが飼育しやすくなるというところです。

各水槽サイズの特徴について見ていきましょう。

目次

大型水槽はとにかく安定して飼いやすい!でも管理が大変で初期費用が高額!

大型水槽は飼育しやすい

まず海水魚やサンゴの飼いやすさですが、水槽が大きければ大きいほど飼育はしやすいです。

理由として、水槽が大きければ当然水槽内の海水の量が多くなります。

水量が多いと、温度や塩分濃度が変わりづらいですし、水質が悪くなりづらいのです。

ぴょんきち

狭い教室でオナラをするよりも体育館でしたほうが臭いが充満しないからバレづらいっていうのと同じね!

そういうことです。
空間が広いので空気が少し汚れたとしても全体的にはそこまで影響がないのです。

これは水槽にも同じことが言えます。

夏の暑い日には、大きい水槽よりも小さい水槽の方が水温がすぐに上昇しますし、魚の糞やエサの残りにより汚れるのが早いです。

そして水の蒸発に伴い塩分濃度も小さい水槽の方が上昇しやすいです。

つまり、大きい水槽の方が色々な変化が起こりづらいのです。

急な温度の変化で人間も風邪を引いてしまいますよね。

夏の暑い日、外から建物の中に入るとクーラーぎゃんぎゃん。具合悪くなります。

なので、水槽の中の環境の変化を起こしづらいという意味で、大型の水槽のほうが海水魚などを飼育しやすいと言えます。

ただ、手軽ではないし、管理が大変

なので、180㎝の巨大水槽にしましょう。

ぴょんきち

いやいや無理だよ!置く場所ないし、お金もすごくかかるんでしょ?
いくら飼育が簡単って言っても・・・


そうですよね。まず置ける場所がありません。スペースの問題や床が重さに耐えられるかっていう話が出てきます・・・

1回の水換えの量も大きくなりますし、管理するのは大変でしょう。

初めて海水魚をチャレンジしてみようと考える人にはハードルが高すぎます・・・

一般的に海水魚を飼育する水槽で最も人気なのが90㎝と言われています。

水量が多く、飼育がしやすいため初めての方にもオススメされています。

ですが、飼いやすいといってもこれから水槽をはじめようという方からしたら、まだ大きくて少し抵抗があるかなと個人的には思います。

90㎝水槽に対応する資機材もそれなりに高額になりますし、定期的なメンテナンスも大変になります。

定期的なメンテナンスの中に水換えという作業があります。

アクアリストによって考え方は異なりますが、私は全体水量の10分の1を1週間に一度交換しています。

90㎝水槽だと約180リットル、オーバーフロー方式という濾過層があるものであれば250リットル近くにもなります。

水量が250リットルにもなれば、週に一度20〜30リットルの水換えをしないといけません。

一度にその量の海水を作成する容器も必要になります。

そして、当然コケで水槽内が汚れます。

綺麗な水槽を鑑賞したいのであれば定期的なコケ掃除は必須です。

大きい水槽になるとその掃除の広さも大きくなるのです。

初めてやる方は少し大変なのかなと思います・・・

でも大型水槽はやっぱり美しい・・・

引用:Red Seaホームページより引用

大型水槽は迫力と美しさはケタ違いです。

間違いなく部屋の、いや、家の主役になります。

80インチ以上の有機ELテレビがあったとしても、キレイに手入れされた大型水槽には敵わないでしょう。

来た人全員が間違いなく「すげー」と声を上げるでしょう。

手入れは大変ですが、その後に得られる癒し、幸福感、満足感は言葉にできません。

小型水槽は安く買えるし、手軽に始められる!でも飼育難易度は上がる。

小型水槽は飼育が難しい

小型の水槽になればなるほど生き物の飼育は難しくなるでしょう。

なぜなら先ほども言ったとおり、小さい水槽だと環境の変化が起こりやすいからです。

水温、塩分濃度、海水中に含まれる主要元素、微量元素、あらゆるステータスが変化しやすく、安定しづらいのです。

初心者が水槽の状況を常に監視できるはずもなく、安定させるのは難しいでしょう。

ただ、水槽の生物濾過がしっかりと安定し、海水魚の入れる数を抑えたり、定期的なメンテナンスをしっかりすれば、小型水槽でも飼育は十分に可能です。

手軽で管理がしやすい

小型水槽の方が1回の水換えの量も少ないですし、コケ取りのスペースも小さいです。

そういう意味では管理は楽です。

そして一つ一つの資機材の価格も安く、電源さえあればどこにでも設置できるので、手軽に始められると言えるでしょう。

大きい水槽
お金がかかるし、メンテナンスが大変で設置できる場所も限られる。でも圧倒的に飼育しやすく、迫力、美しさともにケタ違い。

小さい水槽
お金も手間もあまりかからない。どこにでも設置できて、手軽に始められる。しかし、水質が変化しやすく維持が大変。飼育難易度は上がる。

水槽サイズが大きくなると入れられる魚が増える!

水槽サイズが小型になればなるほど環境の変化が起こりやすくなるため、水槽サイズにあった生体の数にしないといけません。

一概には言えませんが、一般的に水量10リットルにつき、小型の海水魚1匹と言われています。

それ以上に生き物を入れてしまうと、水槽が汚れるスピードが増してしまいます。

水槽の生物濾過が強力であったり、水換えを頻繁に行えるのであれば可能かもしれませんが、なかなか大変です。

これから水槽サイズとおおよその水量を紹介していきますので、水槽選びの目安としてください。

水槽サイズごとの大きさと水量はこちら

小型水槽

30㎝規格水槽

幅30㎝・奥行18㎝・高さ24㎝ 水量約12ℓ

規格水槽というのは大量生産されるサイズであり、商品によって多少の違いはあるもののだいたい同じ寸法で作られているものです。大量生産されているため、比較的価格が安く設定されているのが特徴です。横が長く、奥行き、高さがそこまでないため、横長な水槽になります。ホームセンターでよく売られている一般的な水槽と言ってもいいでしょう。

30㎝キューブ水槽

幅30㎝・奥行30㎝・高さ30㎝ 水量約25ℓ

キューブ水槽は、横、奥行き、高さが同じ大きさであり、サイコロのような形をしている水槽です。個人的には規格水槽よりもおしゃれなデザインと感じます。

30㎝ハイタイプ水槽

幅30㎝・奥行30㎝・高さ40㎝ 水量約32ℓ

幅30㎝・奥行30㎝・高さ50㎝ 水量約40ℓ

ハイタイプ水槽は、キューブ水槽の高さを大きくした水槽です。高さがあるため、立体的なレイアウトが可能になります。

45㎝規格水槽

幅45㎝・奥行24㎝・高さ30㎝ 水量約32ℓ

中型水槽

60㎝規格水槽

幅60㎝・奥行30㎝・高さ36㎝ 水量約64ℓ

45㎝キューブ水槽

幅45㎝・奥行45㎝・高さ45㎝ 水量約85ℓ

60㎝ワイド水槽

幅60㎝・奥行45㎝・高さ45㎝ 水量約100ℓ

ワイド水槽とは、規格水槽と横幅は変わらず奥行き、高さが大きくなった水槽で、よりダイナミックなレイアウトが可能になります。もちろん水量もアップするため、飼育もしやすくなります。

大型水槽

90㎝規格水槽

幅90㎝・奥行45㎝・高さ45㎝ 水量約182ℓ

120㎝規格水槽

幅120㎝・奥行45㎝・高さ45㎝ 水量約243ℓ

さあ、どのサイズを選びましょうか?

上で紹介した水槽を一覧で見てみましょう。

水量が少ない順に並べています。

スクロールできます
横幅(㎝)奥行き(㎝)高さ(㎝)水量
30㎝規格301824約12ℓ
30㎝キューブ303030約25ℓ
45㎝規格452430約32ℓ
30㎝ハイタイプ303040約32ℓ
30㎝ハイタイプ②303050約40ℓ
60㎝規格603036約64ℓ
45㎝キューブ454545約85ℓ
60㎝ワイド604545約100ℓ
90㎝規格904545約182ℓ
120㎝規格1204545約243ℓ

まずは小型水槽を見てみましょう。

30㎝規格水槽だと水量が12リットルなので、さすがに小さいかなと感じます・・・

30㎝キューブ水槽、45㎝規格水槽であれば、カクレクマノミ2匹くらいなら十分に飼育は可能です。

30㎝のハイタイプ(高さ50㎝)であれば、水量が増えるためさらに数匹の海水魚を追加できるでしょう。

小型水槽で海水水槽を始めたい方はこちら

次に中型の水槽です。最初にオススメしていたサイズです。

45㎝キューブ水槽にもなると水量が一気に増え、85リットルにもなります。

小型の魚であれば8匹ほど飼育ができますし、水質も安定しやすいです。

実際に私が使用しているのが45㎝キューブ水槽です。

横幅が45㎝とコンパクトにも関わらず、高さ・奥行きも45㎝あるため、立体的なレイアウトが可能になります。

そしてこのキューブ水槽はどこから見ても同じ形のため、インテリア性にも優れていると感じています。

45㎝キューブ水槽
45㎝キューブ水槽

見てわかるようにサンゴ盛り盛り、小型の海水魚10匹ほど飼育しています。

この水槽はオーバーフロー方式という水槽で、下に濾過層という別の水槽みたいなものがあり、その分の水量も合計したら水量が約100リットルとなります。

45㎝キューブ水槽が欲しくなったらこちらを見てください!


60㎝規格水槽を見てみましょう。64リットルとそれなりに水量があるため、飼育はしやすくなるとは思いますが、それならコンパクトで水量がある45㎝キューブ水槽をオススメします。

60㎝ワイド水槽についてですが、45㎝キューブ水槽の横幅が15㎝アップしたもので、当然水量もアップします。

飼育のしやすさは申し分ないため、あとは好みの問題です。

ただ、個人的な意見ですが、60㎝水槽のワイドを十分に置けるスペースもあり、それなりのやる気があるのであれば、頑張って90㎝水槽を選ぶのもアリだと思います。

90㎝水槽以上になってくると、飼育のしやすさはケタ違いに上がります。

なんたって水量が180リットルにもなりますからね。

魚もサンゴもたくさん入れることが可能ですし、水質も安定するでしょう。

レイアウトの可能性も無限大です。

ただ、先ほども言ったとおり、水換え等のメンテナンスが大変という話です。

そういうことが全く苦にならないという人で、水槽を置けるスペースが十分にあるということであれば90㎝以上の水槽がいいです。

私の家のスペースではなかなか90㎝は難しいです。

いけて60㎝ワイドってところでしょうか。

なので私からしてみれば90㎝以上の水槽を置ける方が羨ましいなと思います。

まとめ

今回は、はじめての海水水槽選びということでお話しました。

水槽サイズが小さければ小さいほど手軽にはじめやすく、コンパクトでどこにでも置けます。

そして費用もそこまでかかりません。しかし飼育難易度は上がり、できる幅も限られてくるでしょう。

水槽サイズが大きくなると飼育が簡単になり、できる幅も大きくなります。

ただ、費用がかかりますし、定期的なメンテナンスも大変になります。

大きいがゆえにスペースを持て余してしまう可能性もあります。

あとはみなさんがどう考えるかで水槽サイズを決めて欲しいなと思います。

設置する場所や予算、魚やサンゴをいれた後のメンテナンス、総合的に考えて水槽のサイズ選びをして欲しいと思います。

考え方はいろいろあると思いますが、私的には総合的に考えた結果、45㎝キューブ水槽が色々な面でちょうどいいと感じています。(個人的にとてもおすすめです。)

最後まで見ていただきありがとうございました。

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